コワーキングスペースの料金は勘定科目に仕訳けられ経費になります。

コワーキングスペース

フリーランスなどの個人事業主や、副業の方も、自宅で仕事をする以外に、協働オフィスのコワーキングスペースを利用することが多くなっています。

コワーキングスペースに設備されている、会議室や個室ブースや、カフェスペースを賢く使いながら、利用料金はしっかり、経費で勘定科目に仕訳けましょう。

このところ、コワーキングスペースの利用には、メリットが多いと多くの働く人々から支持を得ているのも、各地のコワーキングスペースに申込みが急増している表れです。人気のあるコワーキングスペースは、順番待ちのところもあります。

もちろん、新型コロナ感染症への、感染対策も万全に対処していますので、安心して利用できます。

 自分の目的とする仕事場を探す方法として、コワーキングスペースを探すためのサイトココチカを使っていただけたら、おすすめのコワーキングスペースご紹介、検索をすることが可能です。地域、場所、駅などを参考に、探して見てください。

勘定とは、普段はあまり使わない言葉ですが、意味は何ですか。

 勘定とは、代金や料金を支払うことです。または、他から、今後受け入れる予定の作用や、生じるかも知れない事項を事前に見積もるときにも使います。

お寿司屋で、食べ終わって、「お勘定はおいくらですか?」とか、「明日の、視察の人数には、関連会社のAさんも勘定に入っているの?」とかです。勘定という言葉が、使われ始めたのは、江戸時代からです。

幕府や諸大名の家に置かれた金銭の会計係や、米、穀物などの受け入れや、出し入れを担当していた係のことを、勘定方と呼んでいました。勘定奉行とは、江戸幕府の財政の運営、幕領の租税徴収などを担当する勘定所という役所の長官のことでした。

江戸幕府の財政を担当する勘定所という部署が強固な組織で運営されていたことが260年もの長きにわたり、幕府が続いたことの一因でしょう。何をするにも、財政や会計がしっかりと機能していなければ、土台は大きくなって行きません。

これから、法人として起業を目指している人も、個人事業主やフリーランス、副業などを考えている人も、仕事の仕方がどのような形態でも勘定、会計処理は非常に重要なポイントになります。決めた時間や、決めた日にお金の出し入れの作業を行うことを習慣化することが基本です。

集計忘れや、領収書の受領忘れなど、注意をしていても、時間が経つとあいまいになり、不明金を出すことになります。売り上げや領収書の処理は、月ごとの業務として月次決算をして行くと、確定申告をする際にも、慌てずに、申告できます。ただ、お金の出し入れの確認作業は、細かい作業も多く、面倒な仕事の一つです。しかし、会計作業に便利な会計ソフトを活用すれば、この面倒な作業を効率的に処理することが可能です。

経費として計上できるコワーキングスペースの利用は、増え続けています。

 コワーキングスペースは、オープンスペースのフリーアドレス制のデスクの他に、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら、独立した仕事を行う共働ワークスタイルを支援する場所です。2020年から2021年の新型コロナウイルス感染症の流行と相まって、働き方も多様化されて来ています。テレワークの推進や、フリーランス、副業、起業する人の増加、感染を抑えるためにも超過密通勤を避けるなど、時代に必要とされ、コワーキングスペースは、着実に増え続けています。運営会社は都市機能と共存しながら、設備内容やサポート機能においても便利さを追求し、ますます充実しつつ成長しています。利用者にとっては、様々なプランが用意され、フリーランスでも、企業に勤務する会社員でも、個人でも自分の拠点ではない外出先で一時的に仕事が出来る場所があることは、画期的なシステムです。もちろん無料Wi-Fi、複合機なども装備されており、仕事に集中出来る環境となっています。

日々の売り上げや経費などの取引を帳簿に記入するときに、勘定科目を使います。

 簿記とは、勘定科目に仕訳けられた、用途と金額を帳簿に記入して、お金の流れをひと目で分かるようにすることです。家庭の家計簿を、もっと詳しく綿密に記入したものと思って頂ければ、分かりやすいと思います。

簿記では左側を借方、右側を貸方と呼び、取引ごとに左右に同じ金額を記入して行きます。例を挙げると、800円分の事業に必要な切手を郵便局で購入したとします。借方には、通信費として800円を計上し、通信費が増えて行きます。

貸方には、800円の金額を記入し、現金を減らします。このように該当する勘定科目を仕訳けて、左右同じ金額の動きを全て記入することで、儲けや経費の合計や手元の現金や、銀行口座の残金がいくらあるかを、常に把握することが帳簿を記入する理由です。

このようにして年間を通しての、決算書を作成するまでの財政状態を記録して行くことです。確定申告をする際にも、どういう項目で収入がいくらあり、どの項目でいくらの支出があって、結果的にこれだけの収益がありましたので、税金はこれだけ払いますとなる訳です。

コワーキングスペースの利用料金は、勘定科目に仕訳けられ経費で落ちます。

 コワーキングスペースは、通常は利用頻度や仕事の重量によるワークスタイルに合わせて、月額会員になるか、従量制で利用出来ます。事務所の場所がまだ決められない場合や、はっきりとした見通しが出来ない場合など、事務所を賃貸契約で借りるよりも、大幅に経費の削減となります。コワーキングスペースのドロップイン(一時利用)から、プリンター代金など、事業のために発生した費用は勘定科目に仕訳けられ、全て経費として計上出来ます。

コワーキングスペースの利用内容による、勘定科目を解説します。

 勘定科目とは、ビジネスをする上で発生する、収益や経費を記録するための項目のことです。資産、負債、純資産、収益、費用の五つに分類されます。この中で、経費は費用に分類されます。経費に関しては細かく、勘定科目別に集計します。コワーキングスペースの利用内容による勘定科目を説明します。

諸会費  

 コワーキングスペースの利用で諸会費の項目に仕訳ける内容は、入会金です。他にも、自治体や、業界団体などに支払う入会金、年会費などの会費は、この諸会費の勘定科目に仕訳けます。

地代家賃

 コワーキングスペースの利用料金で、地代家賃に仕訳ける内容は、月額利用料です。毎月固定的に支払うので、地代家賃になるわけです。他にも、事務所、工場、倉庫などの家賃や、駐車場代も地代家賃に仕訳けられます。

雑費

 コワーキングスペースをドロップイン(時間単位の利用)で利用した場合は、雑費に仕訳けられます。家賃は固定的な支払いに意味付けられるためです。その他、どこに分類していいかわからないものは、雑費に仕訳けます

支払手数料

 コワーキングスペースの中には、事務手数料という形で、宅配や郵便の取次ぎなどの手数料を取るところがあります。この利用料は、支払手数料の勘定科目に仕訳けられます。他にも、銀行の振込手数料や、売買契約の仲介者に支払う手数料も支払手数料になります。

会議費

 コワーキングスペースを、会議目的で利用した場合は、会議費に仕訳けます。プロジェクターなどの使用料が発生した場合も、会議費に仕訳けます。また、会議の出席者に出したお菓子やお茶、コーヒー代なども会議費に仕訳けます

研修費

 コワーキングスペースで、事業に必要な勉強会や、資格取得のためのセミナーなどに参加した場合の参加費は、研修費として仕訳けられます。研修に必要な冊子や資料代金も研修費になります。

広告宣伝費

 コワーキングスペースの会議室などを利用して、事業に関連する商品やサービスの説明会を行った場合は、広告宣伝費に仕訳けます。

消耗品費

 コワーキングスペースのプリンターを利用して大量の印刷物を印刷した際の、プリンター代金などは、消耗品費として仕訳けます。その他にも、インク、コピー用紙、文房具や、名刺なども消耗品費に仕訳けます。

旅費交通費

 コワーキングスペースを利用するために、交通費がかかった場合は、旅費交通費として仕訳けます。地方への出張でコワーキングスペースを利用した場合も、そこまでの交通費は経費になります。公共交通機関の交通費は、どこからどこまで乗ったか、利用した日時、利用したコワーキングスペース名などを記録するだけでいいのですが、タクシーの利用は、必ず領収書が必要です。タクシーの利 用時には、領収書をもらうことを習慣にしましょう。

 このように、コワーキングスペースを利用するだけでも、いくつもの勘定科目に仕訳けことになります。利用する際には、発行された領収書等を必ず保管し、記帳して下さい。確定申告時には、しっかり記帳すれば、複式簿記の記帳が義務付けられていますが、青色申告特別控除が適用され、節税対策になります。

 まとめとして、事業を始めたら、事業に関する費用や契約書、見積書等の内容に問題がないか、また契約書以外にも、登記などの書類は特に内容に問題がないか、様々な点、角度から徹底的に確認することです。

また、認め印等の押印にも敏感になることです。経理の基本は、一般的には、簿記の知識を活用し、お金の流れを記帳することですが、日ごろから徹底して、業者から届いた見積書の内容や金額の違いや納品書などの内容を良く見ることも、お金の流れ以上に重要なことです。経費や支払う税金についての不明な点は、所轄の税務署の相談コーナーに質問すると、業務の種類を鑑みながら、ケース別に詳しく教えてくれます。