「働き場所としてよくカフェを利用しているが、作業スペース狭くて仕事がやりにくい」 「時間によっては席を確保できなかったり、うるさかったりと仕事をする上でのストレスが多い」
カフェを利用して仕事をする方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
2021年現在、テレワークなど働き方の多様性により、オフィスのみではなく場所や時間にとらわれずに働く方が増えています。
その働き場所として、多くの方がカフェを利用しているかと思われます。 しかし、カフェで働くとなると、先述したような課題が挙がってしまうこともあるでしょう。
そんな方におすすめなのが、コワーキングスペースを利用することです。
コワーキングスペースであれば、作業スペースの確保はもちろんのこと、wi-fi完備や複合機、会議用の部屋の利用等、快適に作業できる環境が整っています。
今回は、そんな多様な働き方をしている方へ向けて、コワーキングスペースで働くことの魅力を、カフェで働くことと比較しながら紹介していきいきます。
この記事を最後まで読めば、コワーキングスペースで働くことの魅力を理解でき、より働きやすい環境を手にすることができるので、ぜひご覧ください。
まず初めに、カフェとコワーキングスペースとの違いを簡単に整理して解説していきます。 以下の表をご覧ください。
カフェとコワーキングスペースの主な違いは、「メインの事業内容」「設備・サービス」「利用料金」「利用可能時間」「作業環境」です。
以下に1つずつ解説していきます。
カフェとコワーキングスペースは、行っている事業内容が異なります。
カフェのメインとなる事業内容は、飲食物の提供がメインとです。 こだわりのコーヒーなど、店独自の飲食物とともに、くつろぎの空間を提供するという点が、本来の事業内容となっています。
一方、コワーキングスペースの事業内容は、「働く場所の提供」がメインです。 事業所スペース・会議室・複合機等をシェアしつつ、利用者それぞれが独立して働く「コワーキング」を行うスペースを提供しております。
また、コワーキングスペースは、「人との交流」という点にも力を入れており、運営会社ごとに開催されるイベントやワークショップを通じて人脈を形成できることも魅力な点です。
基本的にカフェは飲食物の提供がメインのため、作業スペースがあまり広くなく、ネット環境についても一般的な設備が整っている程度となっています。
一方、コワーキングスペースは、「働く場所の提供」がメインとなっているため、利用者が働きやすいような環境を整えている点が違いと言えます。
広い作業スペースや豊富な電源、充実のネット環境、打ち合わせ用の会議室やモニターの貸し出し、複合機、フリードリンクなど、通常のオフィスと遜色ない設備を他の利用者と共有しながら利用することができます。
また、場所によっては個室も完備しているため、情報漏洩の心配することなく静かな環境で集中して行うことができますし、共有スペースで他の利用者に刺激されながら業務を行うこともできるなど、自分の目的に合わせた活用をすることが可能になっています。
カフェの場合、利用料金はコーヒー1杯分(200円~500円程度)と、お手軽な価格で利用することが可能です。
一方、コワーキングスペースは、一定期間契約する定額制と、一時利用のドロップインで利用する方法で料金は異なります。
定額制ですと、月20,000円~30,000円程度が相場で、ドロップインでの利用ですと1日2,000円~3,000円程度が相場です。 店によっては、1時間単位での利用も可能で、1時間500円程度で利用できるところもあります。
一つの施設で腰を据えて働きたい方は定額制の方がお得ですし、その日の気分によってあらゆる施設を利用したい方はドロップインでの利用がおすすめになっています。
カフェの利用可能時間帯が営業時間の6:00~22:00くらいの間である場合が多いのに対し、コワーキングスペースは、場所によっては24時間・365日利用可能なところもあります。
コワーキングスペースは、平日・休日・時間帯にとらわれず、自身のペースに合わせて業務ができるというのも魅力的なポイントです。
ここまで、カフェとコワーキングスペースの違いについて解説してきましたが、次はそれぞれのメリット・デメリットについて触れていきます。 以下の表をご覧ください。
一つずつ解説していきます。
カフェの主なメリットは、以下の通りです。
カフェの場合、コーヒー1杯分の約200円~500円程度で利用可能なため、費用的負担は軽く済みます。
カフェのメイン事業は飲食物の提供のため、おいしいコーヒーを飲んだり、小腹がすいたらちょっとした軽食をとれたりなど、仕事の合間に一息をつく際には最適です。 カフェごとに自らの好きなメニューを発掘していただける点も、魅力な点です。
基本、カフェは全国各地にあるため、自身の働きたい場所で仕事をすることができます。 特に東京都周辺のエリアであれば、山手線沿線、副都心線沿線、丸ノ内線沿線、日比谷線沿線、銀座線沿線の駅から徒歩5分~10分圏内に多くのカフェを見つけることができるでしょう。
カフェの主なデメリットは、以下の通りです。
カフェのメイン事業はあくまでも飲食物の提供のため、働く上での環境がそれほど充実していない場合があります。
作業スペースが狭かったり、ネット環境があまりよくなかったり、打ち合わせ等声を出すような業務がやりにくい雰囲気であることが多くあります。
カフェの多くが営業時間は6:00~22:00の間に設定されているため、深夜や早朝に業務を行いたい人にはデメリットに感じるかもしれません。
カフェの利用者は、仕事をする人だけではない為、時間帯によっては話し声などで騒がしく、業務に集中できない場合があります。
特に、学校の前や近くにあるカフェだと、学生たちの会話で騒がしく、とても仕事ができる雰囲気ではない場合が多いです。
特に好立地で利用者の多いカフェでは、常に混雑しており、席の確保ができない場合もあります。
店によっては、コーヒー1杯で長時間滞在すると、店員から冷たい視線を浴びる場合もあり、居づらく感じることもあります。 また、電話などをしていると、他の静かに勉強や読書をしたい利用者の邪魔をしてしまうかもしれません。
コワーキングスペースを利用する主なメリットは、以下の通りです。
コワーキングスペースは、「働く場所の提供」をコンセプトに設計されているため、快適に働く環境がしっかりと整っております。
作業スペースや快適なネット環境はもちろんのこと、打ち合わせ用の会議室や複合機、店によっては個室やフリードリンク完備のところがあるなど、働く上での環境は非常に充実しております。
コワーキングスペースは、施設によっては24時間365日利用可能となります。 夜型のため深夜に仕事をしたい人、早朝の時間を有効活用したい人など、自身のペースに合わせて業務を行うことができます。
コワーキングスペースのコンセプトとして、「人との交流」があります。 同じ境遇でコワーキングスペースを利用している人同士、イベントやワークショップなどで交流を図り、人脈の形成を行うことが可能となっています。 積極的にイベントに参加することで自らの名を売り、利用者の紹介を受けて、これまで以上に大きなビジネスを行うということも起きるかもしれません。
コワーキングスペースは、施設によってはその住所を登記登録することができます。 そのため、通常のオフィスを借りると莫大な費用がかかってしまう新宿や渋谷区などのエリアに、月額2万円程度で登記登録することが可能です。
コワーキングスペースの主なデメリットは、以下の通りとなります。
カフェがコーヒー1杯分の費用で1日利用できる(もちろんコーヒー一杯で長居ができればのはなしですが)のに対し、コワーキングスペースのドロップイン(一時利用)での利用料金は、1日当たり2,000円~3,000円程度となります。
定期的に利用する人には、定額制での利用をおすすめします。また、おおむね1時間あたりのドロップインの相場は500円程度以下となります。
コワーキングスペースは、カフェに比べるとどうしても数が少なく、施設を探す必要が出てきます。 しかし、東京都心部であれば、近年は数も増えてきているため、そこまで探すのに苦労をすることはないでしょう。また、コワーキングスペース無料検索サイトココチカ多くのコワーキングスペースが掲載されていますので、良ければ必要な時にお近くのコワーキングスペースをお探しください。
最後に、今回の内容をまとめます。
●コワーキングスペースとカフェの主な違いは、メイン事業が「仕事場所の提供」か「飲食物の提供」かによるものである ●カフェの主なメリットは、「費用負担が少ない点」と「基本どこでもある点」である ●コワーキングスペースの主なメリットは、「充実した作業環境」と「人との交流ができる点」である
コワーキングスペースもカフェも、それぞれメリット・デメリットがあります。 「がっつり働きたいときはコワーキングスペース、気分転換もかねてゆっくりと働きたいときはカフェ」 等といった形で、用途別に使い分けるのも、一つの手段でしょう。
この記事を通じて、一人でも多くより充実した働き方ができる人が増えれば何よりです。 ぜひ、この機会に、コワーキングスペースを活用して、充実した働き方を実現してください。
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