仕事関連、資格関連、趣味や遊びなどの様々なイベントが、各地のコワーキングスペースで行われています。コワーキングスペースに興味があり、利用してみたいが、まだ少し躊躇してしまうとお考えの方は、一度、イベントに参加してみるのも、いい経験になると思います。
利用したい地域のイベント情報を探したり、利用したいと思っているコワーキングスペースのイベント情報を探して、コワーキングスペースデビューをしてください。
コワーキングスペースは、仕事をする事務所を借りるところと、お考えの方も多いと思いますが、2020年から2021年の傾向として、様々な活用を模索しながら、より多くの方に利用して、役立ててもらいたいという流れに変わって来ています。今は、多くのコワーキングスペースで、利用者向けの、交流会、セミナーや勉強会、イベントが開催されています。
イベント参加という目的があるので、臆することなくコワーキングスペースに出掛けられます。
建物やオフィスの雰囲気など、様子を知ることが出来ます。
一度、参加すると、利用の仕方などがわかって、今後も様々な地域や場所の中で、自分の目的の合ったコワーキングスペースを探すことが楽しみになってきます。
学生、会社員、主婦の方、リタイアされた方も、イベント参加を機に、そのコワーキングスペースの利用料金、設備の内容、文具の用意、フリードリンクの内容など、雰囲気も体感しながら、しっかりとリサーチすることが出来ます。
人生100年時代です。これからの、長い長い人生は、遊んで、学んで、仕事をして、また学んで、遊んで、仕事をしてと、お金のためじゃなく、仕事だけの人生でもなく、遊びも趣味も楽しみながら、生きて行きたいものです。
今後、シニア社会へと本格的移行が進みます。シニアワーカーは増大し、社会を支える一翼を担います。
今や、一生同じ会社に勤め上げるという時代では無くなっており、転職を意識してない人でも、自分の勤める会社が、20年後には存続していないかもと考える比率が高いペースで上がっています。
健康であれば、何歳までも働いていたいものです。そこで、副業や起業を考えたときに、今までに、会っていた自分と同じような考えの人たちだけでなく、全く違う生き方、考え方の人たちと交流を持つことが、今後の生き方や、仕事にはとても大きなプラスになります。
その場所の一つがコワーキングスペースです。様々な、イベントや、講習会などに参加しながら、役立つ情報を得たり、人生をより深く味わえる趣味の会を体験したり、またそれが仕事に生かされたりと、コワーキングスペースは人生に彩りを添える場所にも成り得ると確信します。
コワーキングスペースは、場所によっては、数十人規模の参加者にも対応出来る、大きなスペースを備えているところがあります。
キッチン設備、プロジェクター、マイク、スピーカー、ホワイトボードが備えられており、気軽にイベントを開催できる設備が整えられています。
自分の勉強や、興味ある分野のイベントが開催される時には、積極的に参加し、また、自らも何かを発信することは、人生を今まで以上に豊かにしてくれます。
学んだことや、仕事から得た得意分野の中から、「自分史の書き方講座」や、「カメラの写し方講座」「WordPress講座」(サイトやブログが簡単に作成できる無料のソフトウエア)、「事業計画書の書き方」など、人よりちょっと、精通している、教えることが出来ることを、イベントとして開催すれば、そのことを学びたい、関心がある参加者を集めることが出来ます。
それが、自分の仕事に関連のある業界の人や趣味を持つ人達と繋がっていきます。または、最初は仕事関連ではなく、子供の保育園や幼稚園、少年野球チームなどの「パパ友会」や「ママ友会」、同じマンションに住む人たちの交流がなければ、「○○マンションに住む仲間たちの会」などを開催して、交流を広げて行けたら、様々な交流が築いて行けます。
集まってくれる人たちは、フリーランスの人、元々自営業のひと、最近起業したばかりの人、大きな企業でバリバリと働いている人、はたまた、退職したばかりの人など、様々な立場、環境の中で生きています。
その中から、仕事を依頼したり、依頼されたり、業界の仕組みを相談し合ったりと、交流が縦横に繋がり始めます。
レンタルキッチンスペースも、設備されているコワーキングスペースならば、お菓子作りが得意な人なら、クッキー教室を。茶道とまで行かなくても、日本茶や紅茶などの、インストラクターなどの資格のある人は、淹れ方などとともに美味しい和菓子やケーキを味わう会などを。
日本文学に造詣が深い人なら、源氏物語や、徒然草などを読む会など、身近でアクセスの良い場所で、安価で参加出来れば、参加したいと思う人は、多くいることでしょう。デパートなどの、カルチャースクールは、高額なことが多く、半年コースや、1年コースなど、しばりの多いのが、仕事を持っていると入会出来ないのも、経済的な理由とともに上がっています。コワーキングスペースならではの、参加しやすさ、アクセスの良さは、人々の足をイベントに向けさせてくれるでしょう。
コワーキングスペースでイベント参加する~自分でもイベント企画をする (6)
「継続は力なり」と古くから言われています。一度参加したイベントには、継続して参加して、その分野の達人を目指し、人脈も築いていけたらいいですね。
参加したいイベントや、利用しているコワーキングスペースのイベントの中から、自分が参加したいイベントを探してみるのも、一つの方法です。自宅の近くや、仕事帰りに利用できるコワーキングスペースのホームページから探してみて下さい。
参加してくれる人たちは、どのような人をターゲットにするか、イベントの最終的な目的は何か、どのくらいの参加者を想定しているかなど、10個の決め事を明確にしていきましょう。
まず、自分の得意分野の中から、皆さんに何かを教えたいのか、交流を深めるための懇親会を開きたのか、目的を明確にします。
イベントの内容が決まったら、イベントの名前を決めます。参加者が分かりやすく、主旨が明確に伝わる名前です。継続的に続けられるように、参加意欲を掻き立て、参加することが楽しくなるような名前を付けましょう。
自分の企画したイベントを開催するのに、適したコワーキングスペースの場所、スペース、必要な設備や機器が揃っているかなど、様々な角度から決めて行きます。
日時は、平日、休日のいずれかや、時間は昼間か夜など、コワーキングスペースのホームページや、電話の問い合わせなどから、イベントスペースか確保できるかなど調整しながら決めて行きます。
最初は、小人数の参加者から始め、無理のない余裕があるイベントにします。時間が余れば、近くの席の人との交流の時間に割り当てても、参加者は楽しんでくれます。
進行表を作成し、時間の配分や、参加登録方法、コワーキングスペースから借りる設備や機器、自分が用意する機器や用具、お手伝いを頼む友人の名前や担当する事項、参加者の想定人数、コワーキングスペースへ支払う料金、参加者から集める料金などを、一覧にして準備します。
マニュアルが作られたら、相談しておいたコワーキングスペースへ、予約をします。予約が済んだら、イベント開催の告知をします。Facebookやtwitterなども使い、告知していきます。告知する内容は、
①イベント名(説明文)②開催場所、日時 ③開催方式 ④料金 ⑤定員 ⑥参加登録方式 ⑦交流会や懇親会の情報 ⑧開催 者名 ⑨連絡先等です。他にも、是非伝えたいことがあれば入れます。
定期的に開催を考える場合は、参加者集めに有効な「イベント開催支援ツール」という手段があります。事務手続きも簡略化され、メンバー管理なども簡単にできるツールです。
イベント目的の内容を、入念に準備します。準備をしっかりすれば、自信もつき、堂々とイベントで実力を発揮出来ます。
イベントの内容によっては、参加者に配布するレジュメやプリントなどを、分かりやすく、平易な文、図や写真を入れて作成しましょう。ポスターも必要です。準備は開催前日までには、終わるように余裕をもって挑みましょう。
イベント開催の様子をイメージし、受付の仕方、荷物の置き場所などを、確認します。場所を分かりやすく、入りやすくする工夫など、自分が参加者になったつもりで、念入りに下調べをしておきましょう。
イベント当日は、一時間前までに入り、準備します。
感染対策を十分に考慮した座席の配分、プロジェクターやパソコンの調整などに手間取ることも考慮しておきましょう。一時間前には、ポスターを、ビルの玄関や、コワーキングスペースの入り口に張り出させてもらい、参加者の皆さんが迷わずに参加できるようにしましょう。
自分の簡単な自己紹介の後、本題に入ります。最初は、主催者も緊張していることでしょうが、参加者の皆さんも固くなっています。
にこやかに、積極的に参加者に明るく声かけをして、マニュアルにそって、終始和やかに進めたいものです。
想定通りには、なかなか進まないこともありますが、臨機応変に対処し、不明なこと、知らないことは、次回までに調べてお知らせすることにするなど、あいまいな対応は慎みます。それが信頼に繋がり、継続的な開催に繋がります。
簡単なドリンクや、ケーキ。場所によってはアルコールも出せるコワーキングスペースもありますので、二次会的な交流会や懇親会を企画します。
次回開催に向けての反省点なども出してもらいながら意見交換をしたり、名刺交換や、差支えない人は、名前、職業や、居住地などの自己紹介をしながら、交流を深めて行くことが目的です。
イベントを開催して、少し落ち着いたら、参加者の皆さんにお礼のメッセージを、メールかはがきなどで送ります。
お礼状を送ることは、参加者の皆さんと、今後も良好な関係が築け、コワーキングスペースで協働する場合にも、会話がスムーズに弾みます。継続的なイベント開催に向けて、反省点を改善して定期的な開催を伝える手段にもなります。
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