2020年以降コワーキングスペースの形にも様々な変化が見られる様になってきました。様々な施設が魅力的なワークスペースを提供するということを新しいコンセプトとして始めるようになって来ています。リモートで働く環境ができつつある中、働き方にも色々な形が求められる様になって来たことが背景にあると思われます。
オフィスを飛び出しカフェ等の店を利用して仕事をする方は前からいましたが、今では作業の合間にプラスアルファで何かを提供する事のできるサービスが増えて来ています。集中力を持続できたり仕事中の環境をより良いものにできたりとその恩恵を求めて特徴のあるコワーキングスペースを利用する人は増えていると思います。
その中でも今回取り上げたいのは宿泊型のコワーキングスペース、ホテルに併設されたコワーキングスペースなどです。ホテルといえば宿泊することが目的の施設であり、お仕事をする場としてはイメージが湧かない方も多いかと思いますがホテルといった空間ならではの利用方法をぜひご紹介できたらと思いますのでご覧いただけたら幸いです。
最近ではホテル内にコワーキングスペースを設ける施設も増えて来ています、もともとフリーWi-fi等も完備されているところが多いのでラウンジなどで仕事をしていた方も前からいたとは思いますが、現在更にリモートワークやワーケーションに対応し、こういった施設の利用にあたり、設備等も変わってきています。それでは現在どのようなメリットがこういった施設にあるのでしょうか。
まず宿泊しながらの利用する場合は、普段とは違う環境、地域で非日常を味わうことができ刺激になるという点が大きいと思います。ワーケーションという言葉もありますが、旅行感覚で利用し、観光やリフレッシュを目的とした利用も可能です。
客室で仕事をすればどのようなホテルでもワーケーションはできるのですが、やはり仕事とプライベートを分けるという点からも、また他の人達との情報交換やコミュニケーションの場としてもコワーキングスペースがあったほうが仕事が捗る事は間違いないでしょう。
また、ホテルのコワーキングスペースは宿泊客でなくても利用できるところがほとんどです。では他のコワーキングスペースと比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。まずは設備が整っていることが挙げられると思います。
大体のホテルのコワーキングスペースはアクセスの良い立地にありながら静かで清潔なところが多く、仕事をする環境が整っています。またレストランやカフェが併設されているところが殆どなので食事休憩なども取りやすく、楽しみの一つになります。
カフェからコーヒーなどを持ち込みコワーキングスペースで飲食できるところも多く、優雅に仕事ができ充実した時間が過ごせるためクリエイティブな発想が浮かぶ環境となっています。
全国にあるコワーキングスペースの利用できるホテルからそれぞれのメリットを踏まえて選んだ6つを一覧でご紹介していきたいと思います。
ホテルTHE Millennialsに併設されたコワーキングスペース、利用時にプランによって仮眠を取れる施設やシャワーを利用することもでき、電話ブースも完備といたれりつくせりな環境となっています。何よりも特徴的なところがハッピーアワー。
17:30〜18:30の間ビールが飲み放題というサービス。集中して仕事をした後の1杯は格別、他の利用者とコミュニケーションを取る場としても最適です。(現在は停止となっておりますご利用の際はホームページ等でご確認ください)またロケーションも東京は渋谷、京都は河原町と繁華街にあり気分転換にお買い物なども楽しめる立地となっているのもポイントで観光の拠点としても最適です。
ドロップインでも宿泊でも利用しやすいところがポイントです。また.andworkは他にもコワーキングスペースを展開しているので会員になると施設利用の料金がお得になったり各施設利用可能になったりと特典があります。気になる方はホームページを検索して御覧ください。
特にワーケーションや合宿などに最適な環境があるホテルです、客室はニューヨークのアパートをイメージしたオシャレな空間、ドリンクバーがあったり、フィットネスジムが利用可能でリフレッシュもできる(予約制)。
ミーティングルームの貸し切りもでき非日常的な刺激のある空間を提供しています、ラウンジでくつろぎながら仕事してもよし、オシャレなお部屋で仕事に集中するもよし。長期滞在による割引プランなどもありワーケーションに興味があるかたにもおすすめです。
長野県白馬にあるホステル、スキー場のすぐ近くというロケーションで大自然の中落ち着いた空気で仕事ができるところがポイントです。コワーキングスペースも広々としており快適、仕事の合間に気軽に散策にでかけたり色々なアクティビティーに興じる事もできます会議室のご用意もあるので合宿などにも利用しても良いかもしれません。
沖縄本島にあるSEASIDE OFFICE、その名の通り海を目の前にしたロケーションでワークスペースでは波の音や鳥のさえずりを聞きながら仕事ができます。窓の広いカウンターデスクもあり沖縄らしさを感じられるワークスペースとなっています。
息抜きにはオプションでマリンアクティビティーやBBQなどもあり遊んで仕事してとアクティブなワークスタイルには最適かもしれません。旅行気分での利用にぴったりな施設かと思います。こちらも長期滞在のお得な割引プランも用意されております(状況により変更がある場合もありますので情報や施設からのお知らせは事前に確認をしてください)
長野県乗鞍高原にあるホテル、その売りはなんと行っても温泉。源泉かけ流しの温泉が完備されておりリフレッシュするのには最適な環境。
また国立公園内にあるという立地から大自然の中で落ち着く環境が設けられています。特に夏場などは都会と比べて気温が涼しく快適であり、仕事の合間などに外に出れば大自然の中散策に出るなど非日常的なワークスタイルを味わうことができます。
こちらは最も特徴的と言っても良いかもしれません。京都西区にある有形文化財に指定された400年の歴史をもつ苔香居(たいこうきょ)2019年に多くの方にこの素晴らしい空間を提供したいとコリビング、コワーキングスペースとしてオープン、苔庭があり苔の匂いの感じられる落ち着いたまさに京都らしさが全開の施設となります。
Taikoukyo Coliving Aprtmentはこの苔香居から徒歩1分の立地にあるシェアハウスとなります。シェアハウスとは言え個室は完備されておりリビングなどは共同となります。こちらには月単位での宿泊プランとショートステイのプランがあり、苔香居コワーキングの利用料は月額プランには含まれており長期滞在にも向いています。
ドロップインでの一般利用は予約制となっており人数が限られているので静かに仕事に集中できる点も良いと思います。京都らしいアクティビティ等も用意されており、おくどさんでの竈ご飯炊きや囲炉裏を使ったお鍋づくり、そば打ち体験やお庭にある茶室でのお点前など京都を満喫できるものばかり、外国人にも人気の施設となっています。
また宿泊がシェアハウスになるのでコワーク中も、シェアハウスでもコミュニケーションが取れるので滞在中に仲良くなったりもできる利点があります。色々な方とコミュニケーションをとって知識の幅を広げたいといった事を考えている方にもぴったりな施設かと思います
ホテル×コワーキングスペースに関していかがだったでしょうか。やはり宿泊を兼ねて利用するのであれば少し遠くまで行ってみたいという方が多いでしょうか、もちろんその他でも全国各地にはまだまだ多くのコワーキングスペースがありますし、宿泊可能なところも増えていています。
せっかくなら数泊単位で日常から脱却してリフレッシュをしてみるのも良いかもしれませんね。ご紹介した施設に関しては営業時間や受付時間など変更になる場合もあるので事前に確認が必要となります。
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