コワーキングスペースの求人の特徴は?具体的な仕事内容も徹底解説

コワーキングスペース

2021年現在、コロナ禍の影響もあり、在宅ワークやフリーランスなど多様な働き方が広まりりつつあります。そんな中、自宅以外で仕事をしたい人に人気なのが、固定費がやすく抑えられる、オフィス機能が完備されたコワーキングスペースです。

コワーキングスペースは、1回目の利用が無料もしくは1時間ごとに100円~200円(通常300円・400円500円)、1日あたり900円~3,000円以内で即日使用できる共有オフィスです。UI/UXデザイナー・エンジニア・コンサルタント・クラウドソーシングを用いたオフィスワークを行いたいフリーランス・勉強したい学生・社会人を対象としています。

コワーキングスペースの増加に伴い、アルバイト・パート・業務委託・契約社員・派遣社員・正社員スタッフなどさまざまな雇用形態の求人も、多くみられるようになりました。そこで今回は、コワーキングスペースの求人の条件などの特徴や業務の内容についての詳細をご説明します。

記事の内容をヒントに、前もって具体的なイメージをつかんでから、実際に働く店舗を探し始めましょう。

コワーキングスペースの求人の特徴

さっそく、コワーキングスペースを運営する企業の求人情報でよく見られる特徴を見ていきましょう。

  • 職種は受付・事務
  • 東京都・大阪府・福岡県など都市圏
  • 駅から近い店舗が多数(徒歩5分・徒歩7分など)※車での通勤不可
  • バイト:時給1,000円程度/社員:年収の平均300万円~400万円(月給20万円~25万円)
  • 退職金・昇給・交通費支給なし
  • 自社オフィスの運営・貸し会議室の管理といったソリューション業務
  • 休みはきちんと確保されている
  • 残業なし
  • 男性も女性も活躍

アルバイトであれば、受付を担う場合がほとんどです。一方社員になると、一括管理システムの開発・秘書・研修の受託・人材の採用(中途・新卒・インターン)・新規の顧客獲得のための営業等、運営会社の経営に関連する仕事を担当するケースもあります。

同業種(サービス業)の勤務経験の有無は評価されますが、経験・学歴・資格の取得は問われないため、新卒はもちろん転職を考えている方・長期のブランクがある主婦(主夫)・ミドル・シニアの方にもおすすめできます。

また、新しく設立された会社が多いため、フレックス制・オンラインでの契約書を取り入れている会社が多いのも特徴です。

コワーキングスペース求人の一覧

コワーキングスペースの求人情報の一例をご紹介します。

日本リージャス株式会社

<正社員>

  • 応募資格:未経験OK・学歴不問・日常会話レベルの英会話力
  • 勤務地:全国44都市・170拠点(指定した地域での勤務・転勤なし)
  • 採用エリア:札幌・秋田・八戸・盛岡・仙台・東京・横浜市・鹿児島・福岡
  • 各拠点:駅直結(駅チカ)・ビルや商業施設内など通勤に便利な場所に展開
  • 年俸:380万円~(月給は12分割した金額)※使用期間は350万円
  • 勤務時間:シフト制(実働8時間)
  • 休日休暇:年間休日120日・完全週休2日制(土日)・祝日・年末年始
  • 事業内容:レンタルオフィス・コワーキングスペース・バーチャルオフィス運営など

Ascent Business Consulting株式会社

<正社員>

  • 応募資格:アパレル・飲食・販売など店舗運営経験がある方
  • 勤務地:基本的に本社勤務(新宿駅より徒歩1分)・山手線沿い・福岡市中央区
  • 給与・報酬:月給21万5,000円+賞与年2回(概算年収は300万円以上)
  • 勤務時間:9:00~18:00
  • 休日休暇:年間休日125日(月8~10日)・年末年始休暇有
  • 業務内容:basispointの運営・当社の新店舗オープンの支援

<アルバイト(フリーター)>

  • 応募資格:未経験者歓迎・学生不可
  • 勤務地:愛知県名古屋市
  • 給与:時給1,000~1,200円
  • 勤務時間:シフト制(1日4時間~・週3日~)
  • 待遇:社員登用あり・服装とネイル自由
  • 業務内容:接客・受付・清掃ほか

各店舗ごとに募集の項目や表記は大きく変わるので、マイナビ・doda・en・ハローワークなどの求人サイトで提供・集約している情報を実際に見ておく必要があります。臨時・急募の案件など新着の情報も不定期に掲載されるため、こまめに希望エリアや条件のキーワードで絞り込み検索をし、応募するか考えましょう。

コワーキングスペースでの仕事内容

コワーキングスペースの主な仕事内容は次の通りです。

  • 受付業務
  • 利用者向けイベントの提案・企画・運営
  • 会員のデータ整理(excel)
  • 会員登録のサポート・情報の入力・利用規約の説明
  • 施設を利用するお客様への応対
  • SNSアカウントの更新・広告(リスティング広告)を用いた宣伝
  • Webサイトのページの更新といった広報やコンテンツの作成
  • 電話・メールの対応
  • 館内のチラシ等の作成やデザイン
  • 郵便受け取りの代行
  • カフェやドリンクメニューの整備
  • 設備の点検や清掃

夜になると店舗を閉じるコワーキングスペースもありますが、毎日24時間空いている店舗の場合は、交代での勤務になります。

まとめ

今回は、コワーキングスペースの求人や仕事内容についてご紹介しました。リモートでお仕事をしている人やシェアオフィスをフル活用したい人のニーズが拡大しているため、コワーキングスペースの需要はますます増えていくでしょう。

コワーキングスペースには、こだわりのスタイルを確立している店舗やトレンドに則った店舗など、それぞれにいろいろな個性や方針があります。そのため、安心して働ける環境であるかを考慮しつつ、自分に合った店舗を探すことを心がけましょう。