みなさんは、コワーキングスペースを利用していますでしょうか?
利用目的によっても、使いたいと思うコワーキングスペースは異なります。
コワーキングスペースの運営側も、利用者がたくさん集まりやすいように、使いやすさも考えてデザインをレイアウトしているのです!
今回は、直近でレイアウトされたコワーキングスペースを徹底解説します。
人気のあるコワーキングスペースには、様々なお客様がいます。例えば、以下3つの内容です。
利用者が多いコワーキングスペースは、人が集まりやすい場所にあります。
駅から遠いと不便であり、使用する頻度が多い人にとっては、現地まで行くのがつらくなってしまうのです。
仕事や作業に集中しやすい空間が広がっています。集中ができる空間の特徴としては、話す時間と作業に没頭する時間の、「メリハリ」がしっかりあるのです!
例えば、以下の内容です。
次は、魅力的なサービスについて紹介します。基本的なサービスが充実していれば、利用者の中で口コミが広がり、新たなお客様も増えていくのです。
上記3つのサービスがあると、様々な使い方ができます。
フリードリンク制がありドリンク飲み放題の場所は、かなり便利です。作業に集中し、のどが渇いて休憩したいと思ったら、美味しい飲み物が飲めます。カフェなどが併設されている施設もあるので、コーヒーを飲みながら息抜きのティータイムも可能です!
各コワーキングスペースのホームページに、詳細な情報が記載されています。事前に受付などを済ませていないと、利用できない場合があるので注意が必要です!
コワーキングスペースでは、定期的にセミナー・イベント交流会が開催されている場所があるのです。自分が知らない情報や知識を得られるため、参加可能な方は足を運んだほうがよいです。
コワーキングスペースは、主に以下のようなお客様が利用しています。
利用者同士で、意見を交換したり、勉強会をすることも可能です。ビジネスを始めたての個人事業主や、起業したばかりのスタートアップ企業の方々は、大きな会社に追いつくために猛スピードで勉強する必要があるのです!
知らなかった情報を得る、自分自身がやっていることを講演することもできます。
会社登記(または、法人登記)・住所利用ができると便利です。直近では、法人登記・住所利用が可能なコワーキングスペースは多くなっている傾向があるのです。
会社登記・住所利用ができると、以下3つが可能になります。
自分の住所として利用できるので、プライバシーを守ることができます。お家に、嫁さんや娘さんがいる場合に、ストーカー被害に遭う危険をなくすことが可能です!他にも、自分の所在地を公開したくないという方におすすめです。
お客様との商談で信用を得やすいメリットもあります。東京都内の銀座や渋谷が、住所として表記されている場合にお客様が「ぜひ、一度お会いしてみたい」、という考えになりやすいです。
自分が不在の時、コワーキングスペースのスタッフさんが、荷物を受け取ってくれるサービスもあります。送ってもらうこともでき、自分は他の要件に対応できますよね。
こちらは、コワーキングスペースなどのプラン契約をする際に、事前予約が必要です。
レイアウトは、設計者がお客様の利用目的に適するよう、しっかり考えられています。コンセプトを絞らないと利用者には使いづらいのです。具体例としては、以下の内容です。
では、オフィスデザインとオフィスカラーについて解説します!
シェアオフィス・コワーキングスペースのデザインは、自分の業種や職種、働き方にマッチしたデザインを選ぶといいでしょう。
自分の希望する職種に合った案件があるかどうかをチェックしてから利用するようにしましょう。
主に、下記3つのデザインがあります。
ナチュラルウッドデザインは、自然素材や観葉植物を積極的に取り入れ、自然を感じられるデザインです。デスクや階段の手すり、ドアの取っ手といった、人の手が触れる場所に木材を使い、温もりと落ち着きの中で働ける環境になっています。
ビビットカラーデザインは、赤や橙などの暖色、青や水などの寒色を基調とした色鮮やかなデザインです。華やかさや知的な印象を与えることができ、デザイナーなどクリエイティブな職種の方にぴったりかもしれません。フロア全体ではなく、一部のスペースに限って色を取り入れる場合もあります。
シンプル&シックデザインは、モノトーンやブラウンを取り入れ、シックさを追求した空間は「威厳」や「高級感」といった印象を演出します。フロア内に物が溢れ、煩わしさを感じさせるのではなく、磨かれたシンプルな空間は、訪れる人を飽きさせません。集中して作業するには、ぴったりの環境です。
色は、人に対して大きな影響を及ぼします。色がもたらす心理的効果を考慮した上で、業種や職種のイメージや働き方に合うカラーを選んでみてはいかがでしょうか。代表的な色、その心理的効果についてまとめました。
具体的な色は、以下の内容です。
ブラックは、黒色は、「強さや力、自信を感じさせる」「神秘性や高級感を与える」「自己主張を強くする」といった心理効果を持っています。存在感や力強さ、威厳を会社の印象に出したい時の最適カラーです。
ホワイトは、「清潔な印象を与える」「リフレッシュ」「始まりを感じさせる」などの心理的効果を持っています。多くのオフィスで、基調カラーとして使われています。新たな企業の誕生を感じさせるオフィスカラーです。
レッドは、「気持ちを前向きにする」「情熱を感じさせる」「時間経過を早く感じさせる」といった心理的効果を持ちます。情熱や勢いのあるスタートアップ期の事業に向いているカラーと言えるでしょう。
ブルーは、「集中力を高める」「リラックスさせる」「知性や信頼性を感じさせる」といった心理的効果を持っています。特に知性や信頼性を必要とする金融や証券などの業界、事務やプログラミングといった集中力の必要な職種におすすめのオフィスカラーです。
ブラウンは、「緊張の緩和」「伝統や歴史を感じさせる」「堅実さや信頼性を与える」といった心理的効果を持っています。商談やミーティングなどをする際に、お互いにリラックスして会話を進められる空間になるでしょう。創業間もない中で、堅実さや信頼性をアピールするのに効果的なカラーです。
職種によっても、効果的な仕事ができるレイアウトは変わります。
以下の内容の職種について紹介します
営業職の場合、どこで新しいビジネスが生まれるかわかりません。
周りとの交流ができるオープンスペースで仕事をすることにより、容易にコミュニケーションを図ることができます。個室や半個室の席ではなく、大きなテーブルがあったり、パーテーションで区切られていないオープンスペースをおすすめします。
事務職の中でも、黙々と資料を作成するような仕事の場合には、誰にも邪魔をされない個室や半個室の席やパーテーションで1席ずつ区切られたスペースをおすすめします。
また、黙々と作業しながらも他の人とのコミュニケーションを図りたい方であれば、カウンター式のスペースをおすすめします。
最近欧米を中心に増えているリノベーションコワーキングスペース(以前違う目的で利用されていた建物を建て替えてできたコワーキングスペース)を5つ選んでご紹介します。
バルセロナ発祥のSinèrgic(シナジー)は、利用者のコミュニケーションから相乗効果(シナジー)を生み出す」というコンセプトのコワーキングスペースです。
空中に吊るされているハンモックでリラックスしながら、対面式のオープンスペースで利用者同士でのコミュニケーションを取れます。インテリアデザイン、ハウジング、景観設計などに特化した担当者たちが、Sinèrgicsのスペースデザインを考案しました。
数々のスペースリノベーションを行ってきた彼らは当プロジェクトの課題について、「スペースを最大限に活用して、コワーキングカルチャーのオープン性をコミュニティに伝えると同時に、セキュリティの高い施設を担保する必要があった」と語っています。
スペースごとにカラーが異なるインテリアと、巨大な窓に面したカウンター席。その日の気分や目的に合わせて作業スペースを選ぶことができますね。
ロンドンの Palmspace (パルムスペース)は、アーティストのアトリエとして始まりました。「自然と共存しながら、クリエイティブ・コミュニティに溶け込めるスペースを」という思いで、空間デザインを手掛けています。
天井から吊るされた黄色い電球、デスク周りの観葉植物、薄めのブラウンカラーの壁紙など、ナチュラルテイストで過ごしやすい空間を演出しています。ブースごとに簡易な仕切りがあり、自分の作業に集中できます。
デザインチームは、なるべく建物の外の自然やもともとの建物の内装を活かすようなデザインを心がけたそうです。彼らは、「もともとの自然と共存しながら、Hackneyのクリエイティブ・コミュニティにも溶け込めるスペースにしたい」と話しています。
毎日利用したい人から1日だけリラックスしに行きたい人まで、多様なニーズに対応する利用プランが用意されています。大きな窓とオープンなデスク空間が特徴的なのですが、見ているだけで心地よさが伝わってきますね。
コワーキングスペースはレイアウトによって集中力が変わる!?【本気で作業に没頭したい方必見!】2021年版 (1)
メキシコの製造地をリノベーションし、ワーキングスペースとなったのがGuateque(グアテケ)です。720平方メートル以上ある空間は、カラフルなラグや巨大な植物で彩られています。
階のスペースは喧騒から離れ、集中して本を読めるスペースです。1階には利用者がリフレッシュできるように、卓球台やプレイスペースが設けられています。また、アウトドアで作業ができる木造のベンチと机が並べられた広いベランダもあります。
利用者は集中したい日と、同僚とリラックスしたい日とバランスをとりながら時間を過ごすことができます。「今日はどこで作業しよう?」と考えるのも、1つの楽しみかもしれません。
コワーキングスペースはレイアウトによって集中力が変わる!?【本気で作業に没頭したい方必見!】2021年版 (2)
世界に各地に展開して、2018年2月から日本に進出したWeWork(ウィワーク)は、拠点ごとに異なる空間性を持っています。
都内の好立地にありながら、広いオフィススペースを確保して、その街に合う空間デザインとなっています。カフェスペースやソファースペース、ミーティングルーム、イベントスペースなど、機能面でも充実しています。
ソファースペースでリラックスして作業するもよし、特注の壁紙や大理石のテーブルなどディティールまでこだわられたミーティングルームで議論を交わしてもいいでしょう。
いかがでしたか?
コワーキングスペースは、場所によってレイアウトが変わるので、作業目的や働き方と合わせて選ぶ必要があるのです!
例えば、web会議を行いたい場合は、集中しやすい「会議室」を探してください。個人で、電話対応やテレワークに没頭したい場合は、「個室専用席」を調べるとよいです!
また、上記のコワーキングスペースをどのようなサイトで検索したらいいのか分からないという場合は、「ココチカ」を利用するとリサーチしやすいです。
ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか。
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