地方でもコワーキングスペースで働きたいという方も多いのではないでしょうか。コワーキングスペースの需要が地方でも伸びています。その理由として、東京以外でも効率を落とさずに働くことのできる環境が揃っているのが、コワーキングスペースだからです。今回の記事では以下のようなことがわかります。
まずは、コワーキングスペースが地方創生に繋がる理由を説明していきます。
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (1)
コワーキングスペースは地方創生に繋がります。その理由としてコワーキングスペースの特徴に関係があります。コワーキングスペースは、利用者同士のコミュニケーションが生まれる仕組みがあり、共同で利用するオフィスです。
コワーキングスペースは、新しい仕事を創出する場であるとともに「交流の場」「居場所」をつくる機能を果たしているのです。地域の方々は従来なかった知見やスキルを持った人が地域に来てつながることでイノベーションに繋がります。そしてワーカーの側としても従来とは異なる分野で仕事に繋がっていくことがあります。
このようにコワーキングスペースは双方のメリットに繋がり、結果として地方創生・地域活性に繋がっているのです。次に、地方にコワーキングスペースがあるメリットを紹介していきます。
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (2)
コワ―キングスペースの多くは、東京や大阪などの都市部に中心に設置されています。最近では徐々に地方でもコワーキングスペースが生まれてきています。コワーキングスペースがより増えることで企業が地方でも気軽に事業を始めることができ、オンラインを中心とした仕事をする従業員を地方で雇うことができます。
今回の記事では地方にコワーキングスペースがあるメリットを4つ紹介していきます。
まずは、簡単に準備ができることについて紹介していきます。
地方にコワーキングスペースがあることで簡単にオンラインやテレワークに適した職場として利用することができます。その理由として、コワーキングスペースには無料Wi-Fiや電源、コピー機といった設備が充実しているからです。さらにコワーキングスペースを利用することで初期費用を抑えることができます。
通常オフィスを構える場合以下のような費用が発生します。
これに加え、コワーキングスペースの場合は、機器類や備品が揃っているだけでなく、水光熱費や共益費などを支払う必要がありません。地方でオフィスを構える場合はコワーキングスペースを利用する方が簡単に始められコストを抑えることもできます。
地方にコワーキングスペースが増えることで企業としては優秀な人材を確保できることに繋がります。将来、優柔な人材ほど、場所にとらわれずに自分が好きな地域で働くことになってきます。場所にとらわれずに働けるということは自分で稼ぐ力やスキルを持っているということです。そのため、優秀な人材ほど地方のコワーキングスペースを利用している人が多い傾向にあります。
ますます都心部では優秀な人材確保の競争が激しくなっている日本。しかし地方であれば比較的に優秀な人材を確保しやすいといえるのではないでしょうか。地方にあるコワーキングスペースを活用することで、優秀な人材を確保でき、コワーキングスペースで働いてもらうことが可能になってきます。
地方にコワーキングスペースが増えることで、従業員の満足度に繋がっていきます。多くの従業員は、柔軟に働ける職場環境を望んでいます。株式会社朝日新聞が行った調査によると「同じ条件であれば柔軟に働ける会社を選ぶ」と答えたビジネスマンが80%に達しており、今後は柔軟な働き方を提供できる企業が生き残ると結論付けています。
このことから、コワーキングスペースを活用してオフィスを分散していくことで、仕事に合わせて働き方を柔軟に変えることができます。その結果として従業員の満足度に繋がっていきます。さらに、テレワークやオンライン会議が増えていくことでさらに地方で働くことが可能になり、従業員の自由度を高めることができるようになってくるのです。
コワーキングスペースを利用することで、イノベーションが生まれます。その理由としてコワーキングスペースは、シェアオフィスと違い、コミュニケーションを促進させる仕組みが構築されているからです。
シェアオフィスは基本的にオフィスを共有するだけです。しかし、コワーキングスペースは利用者同士のコミュニケーションができるようなサポートがあるため、イノベーションが生まれます。コワーキングスペースのコミュニティから新しい顧客の獲得に繋がることもあります。また、パートナーシップに結び付くことで、オフィス内で生まれた繋がりからビジネスチャンスに発展する可能性もあるのです。
コワーキングスペースでは、イベントやセミナーなどのサービスが充実した施設も多くあるので、よりイノベーションを生むような仕組みが作られているのです。
次に、地方のおすすめのコワーキングスペースを地域ごとに紹介していきます。
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (5)
SPACE KANTEはJR札幌駅、地下鉄大通り駅から徒歩5分という好立地の場所にあるコワーキングスペースです。朝は10時から夜は22時まで営業しているため気軽に利用することができます。毎日のようにイベントが開催されているため「つながり」を作る機械が多くあります。
さらにWi-Fiや電源の利用に加え、アイディアやモチベーションを喚起させるセレクト書店も併設されています。コーヒーにもこだわっており、オリジナルブレンドコーヒーを味わうこともできます。打ち合わせやミーティングができるミーティングルームでは全室ホワイドボードがついています。ドロップインとして一日2000円で利用できるので気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
北海道札幌市中央区北2条西3丁目1-29 タケサトビル2F
月額料金10,000円
ドロップイン 2,000円
年中無休
平日10:00~22:00
土日10:00~19:00
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (4)
Gravity CO-WORKは、青森駅から徒歩4分に位置するコワーキングスペースです。こちらのコワーキングスペースは地元のIT/クリエイティブワーカーや移住者が集い、コミュニティや仕事を引き寄せる空間になっています。日当たりと見晴らしのよい快適空間が用意されており、集中して仕事をできる環境が揃っています。
青森へUターン・移住したい方や、地元のクリエイター、青森進出を検討中の都市部のIT系企業などがつながれるイベントが多く開催されているため、新たなイノベーションが多く起こっています。
年中無休であるため気軽にいつでも利用することができます。ドロップイン制度はなく月額12,800円の利用プランのみになっています。
青森県青森市古川1丁目8番2号 倉内ビル3階
月額会員 12,800円/月
住所利用 7,600円/月
ロッカー利用 1,800円/月
年中無休
8:00~22:00
スマートロックを利用して自由に入退室が可能
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (6)
ココトモは、群馬県桐生駅から徒歩5分ほどにあるコワーキングスペースです。「ともに学び、ともに働き、ともに未来をつくる」このようなコンセプトを基に生まれたコワーキングスペースです。そのため、地域活性に力を入れています。そのため、桐生の学生や、フリーランス、会社員の方が繋がれるイベントも開催されています。
さらに、通常のコワーキングスペースに加え、キッズスペースや給湯室、授乳室、オムツ替えベッドも完備しています。子どもを持つ母親をはじめとする子育て世代が安心して仕事ができる場所になっています。
コワーキングスペースココトモの運営は、市内の専門人材による「起業支援チーム」で結成されています。そのため、チームと連携しながら起業・創業の支援を展開しているのです。
桐生市本町5丁目51東武桐生ビル1階
ドロップイン
1時間 330円
1日 1,100円
フルタイム会員 8,148円 全日10時~17時
デイタイム会員 5,500円 平日のみ10時~17時
ホリデー会員 3,300円 土日祝のみ10時~17時
10:00~17:00
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (7)
CREEKS COWORKING NAGANOは、長野駅から徒歩13分にあるコワーキングスペースです。こちらのコワーキングスペースは、地域に根ざしながら県内外とネットワークを広げ、様々な新しい働き方をする人たちをフォローする体制が整っています。
そのため長野で人の繋がりがない方に、人脈形成のサポートの手伝いや交流会などが多く開催されています。長野の中心地に位置することとから立地もよく、移住・二地域居住の方や独立直後の人へのおすすめのコワーキングスペースになっています。陶器や郵便受け取りも可能です。
ドロップイン利用として1日1100円から利用できます。長野でコワーキングスペースを利用する際はCREEKS COWORKING NAGANOを利用してみてはいかがでしょうか。
長野県長野市西後町町並 1583 リプロ表参道 1・2F
ドロップイン 1,100円
月会員
専用のブースを利用できるプラン 33,000円~/月
フリースペースを自由に使えるプラン 13,200円~/月
月50時間まで利用できるプラン 6,600円~/月
平日 10:00~18:00
土日祝定休日
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (8)
moccoはJR姫路駅から徒歩約5分にあるコワーキングスペースです。こちらのコワーキングスペースは以下のような方におすすめの場所になっています。
全40席のコワーキングフロアをはじめ、集中して作業ができるサイレントフロアや、会議室などもあります。また、1時間以内の料金も設定してあり、ドロップインとして利用することも可能です。気になる方は、見学をすることもできるので気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
兵庫県姫路市南町76 姫路城陽ビル4F
ドロップイン利用
1時間以内 400円
1日利用 1,200円
月額利用
スタンダードプラン 11,000円~
バーチャルオフィスプラン 4,000円~
シェアオフィスプラン 30,000円~
9:00~21:00
定休日 年末年始のみ
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (1)
ThinkCampはJR岡山駅東口から徒歩約15分にあるコワーキングスペースです。快適に過ごせるソファーやカフェなどが備えてあるためおしゃれな空間が広がっています。さらに会議室の貸し切りやドロップイン利用もできるので、様々な用途で利用することができます。
さらに地方のコワーキングスペースならではの、地方の企業と繋がれる機会が多く作られています。隣のビルは銀行になっているので安心して利用することができます。
岡山県岡山市北区柳町2-11-20 ダイトクビル2F
ドロップイン利用
1時間 500円
月額会員
シルバー会員8,800円
ゴールド会員16,500円
平日 9:30~19:00
土日祝休み
コワーキングスペースが地方の創生に繋がる?その理由を徹底解説! (3)
東京・大阪・名古屋からなる三大都市圏の人口が毎年増加しており、一極集中している傾向があります。このようなことから、ビジネスの効率化が進み、高い経済成長が生まれてきました。しかし、都市部と地方が完全に二分化してしまうことや東京に何か起こった時に受ける被害が甚大になるといったデメリットもあります。地方のコワーキングスペースは、東京以外でも効率を落とさずに働くことのできる環境が揃っています。そのため、一曲集中のデメリットの対策としても地方でコワーキングスペースを活用し分散してみていはいかがでしょうか。
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